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【第2回/はるひさん】ジャニーズは遠くに置くことで大事なものにしておきたい

こんにちは、芦屋こみね(@)です。
前回はあやや(@)さんにインタビューしていただいて記事を書いていただいたのですが、今回からが本番!です。インタビュー第二弾は、ハロー!プロジェクトヲタクとジャニーズヲタクの「兼ヲタ」されている、はるひさんのお話。ご結婚されているはるひさんには、ちょっとだけ、旦那様とのお話もお聞きしてきましたよ!

はるひさん
担当:横尾渉Kis-My-Ft2
Twitter:@
ブログ:peppermint

――まずは、ジャニオタになったきっかけを教えてください。

 小学6年生の頃、ちょうどTOKIOがデビューした頃なんですけど、クラスの誰からともなくジャニーズが流行りだしたんです。その頃は今と違ってグループの数も少なかったので、大体みんなSMAPTOKIO、そして当時Jr.だったKinki Kidsのファンだったのですが、一番クラスで人気があったのはTOKIO長瀬智也くん。ルックスが分かりやすくかっこよかったので、私も例に漏れず「長瀬くんかっこいい!」とファンでした。でもあまりにみんなが長瀬くんのファンで。子供心に「みんなと一緒じゃつまんないな」と思ったんです。「この人、あんまり応援してる人いないけど、すごくかっこいいんじゃないか?」と思って次に応援し始めたのが、SMAP香取慎吾くんでした。そこから多少テンションの上下はありつつ、高校生くらいまでSMAPと慎吾くんのファンをしていました。

 高校を卒業後、上京して就職したんですが、今までよりもずっと現場に行きやすくなるし「このままジャニヲタまっしぐらになるのかな?」と思ってたんです。だけどやっぱり仕事が忙しくなったり、環境が変わったりして、ヲタクをする余裕がなくて…。仕事に余裕が出来た頃には、気付いたらハロプロのヲタクになっていたので、暫くジャニーズからは離れていました。そこから7~8年くらい前に突然再燃して、KAT-TUNとV6を経て、今のKis-My-Ft2のファンに落ち着きました。

――今の担当はKis-My-Ft2の横尾さんですよね。横尾さんの事を好きになったきっかけは何だったんですか?

 ハロプロヲタクの友達に「キスマイBUSAIKU!? 」*1っていう凄い面白い番組知ってる?って教えてもらって。番組や内容は何となく知ってたんですけど、ちゃんと見てみようと思って、毎週しっかり見るようになったんです。そこで「一人凄いかっこいい人がいる!」って、顔が凄くタイプな人がいて。それが横尾くんでした。完全にルックスがきっかけですね(笑)。

――それから、横尾くんの内面やパフォーマンスを知っていったんですね。

 珍しいかもしれないんですけど、私横尾くんのパフォーマンスをCDやライブDVDで見聞きしたのが、好きになる過程の最後なんですよ。先程言ったようにキスマイBUSAIKU!?というバラエティ番組がきっかけだったので、まずはキスマイのレギュラー番組やバラエティ番組を見ました。その次にラジオ、その次にやっとベストアルバムを聞いて。最後にライブの映像を見たんです。
 
 ライブ映像を初めて見たときは、「あれ!?」って思いました。「もしかして横尾くんって、あんまりダンス得意じゃない!?」って(笑)。歌があんまり得意でない事は、バラエティとかでいじられてたので知っていたんですけど、ダンスも得意じゃないんだ!?って(笑)。ライブ中もあんまり笑顔がないけど、大丈夫かな…?と。普通だったらそこで「ちょっと思ってたのと違った…」って冷めちゃったりするのかもしれないんですけど、私は逆にそこが凄く気になったんです。「この人、何考えてるんだろう?」って凄く興味が湧いたんですね。

 それから過去の出来事や横尾くんの言動を調べまくって、「自分の知っている横尾くん」と「現実の横尾くん」を擦り合せる作業を始めました。本当の事なんて誰にも分からないと思うんですけど、そういうところを突き詰めていきたくなってしまったんです。突き詰めた結果最終的に「私が思っていた横尾くんと全然違った」っていうよりかは、「ああ、やっぱり横尾くんは私が思ってたような人だった」と思う瞬間が多くて、それがさらに「好き」を加速させました。いや全然違った、って感じじゃなくて、やっぱりそうだった!みたいな感じ。だからもっと知りたい!と思って、どんどん横尾くんのことを好きになっていきました。

――はるひさんは社会人でいらっしゃるという事で、お仕事の事もお伺いしてもいいですか?

 派遣で事務の仕事をしています。完全土日祝休日で、定時がきっちりあって、残業もそこまでないです。ヲタ活にとってはすごく良い環境で働かせてもらっていて、社風的にもとてもヲタクが多いです。私以外にジャニヲタもいますよ!みんなが何かしらのヲタクですね。

――ご結婚もされているんですよね。旦那様はヲタ活についてどのように仰っていますか?

 これ、すごくいろんな人に聞かれるんですけど、旦那さんはびっくりするくらい何も言わないんです。というのも、そもそも彼とはAKB48の現場で知り合ったんですよ。だから私がヲタクである事に何の抵抗もないみたいで。ハロヲタ時代も咎められることはなかったです。でも私は、旦那さんとの時間も大事にしたいので、たとえば土日どちらか現場があるときは片方を空けて、必ず旦那さんと過ごすようにしたり、バランスを取るようにはしています。

 実は一度ちょっと不安になって、「男性アイドルを応援することに対して嫌な気持ちは無い?」と聞いてみた事があるんです。自分でもそこはクリーンにしておきたかったので。少しでも嫌だと思われていたら、控えようと思って。そしたら「対異性だからって、嫌な気持ちはないよ」って。私自身もアイドルを応援する上で、対同性だから、対異性だから、っていう気持ちはあまりないかもしれないですね。もちろん、接し方の違いなどはありますが。

――以前はハロー!プロジェクトに所属していたBerryz工房*2を応援されていたと思うんですが、現在は活動を休止してしまっていますよね。今はハロプロヲタクとして、ハロプロの別グループを応援されていると思うのですが、Berryz工房の活動休止に伴って、何かヲタ活や生活の変化はありましたか?

 ハロプロは何というか、良くも悪くも、凄くスケジュールがルーチンなんですね。春と秋にツアーがあって、夏と冬にハロコン*3があって。その間に新曲のリリース、それに帯同して握手会やサイン会のイベントがあったり。すごくスケジュールが立てやすいんです。
 
 でも、ジャニーズはそうじゃなくて。ツアーは年に一回くらいだし、いつあるか分からない。勿論それで満足なんですけど、何回もコンサートを観に行きたければ、遠征を視野に入れなければならない。ハロプロは一度のツアーの内で何度か関東圏でコンサートをしてくれてたりするので、比較的コンサートには行きやすいんですよね。ジャニーズはテレビ番組にたくさん出てくれるので在宅でも楽しめるのはありがたいんですが、やっぱりハロプロと同じように追う事はできなくて、それが少し物足りないです。

 ベリヲタだった頃は、すべての行動の柱がBerryz工房でした。自分の中で外せない、例えば「初日や千秋楽は必ず行く」っていう風に、自分のヲタ活スケジュールの柱にしてたんです。けれど今は確固たる柱になるものがなくて、それが寂しいですね。ジャニーズはやはり柱にするにはすこし不安定というか…。大きな柱があって、その隙間を小さな現場で埋める、という感じだったんですけれど、今はその柱そのものがないので、凄くヲタ活自体がふわふわしています。これはこれで楽しいんですが、やっぱり少し張り合いがないかなぁと。友達から見たら「あの人凄い楽しそうにジャニヲタになったなぁ」って感じだとは思いますけどね(笑)。

――Berryz工房の活動休止後も、ハロープロジェクトをはじめとする女性アイドルの応援を続けられていますが、所謂「兼ヲタ」をする上で、女性アイドルとジャニーズ、どんなところが違いますか?

 女性アイドルと男性アイドル、違うところもありますし、同じところもあると思います。例えば『アイドルのいる暮らし』*4で童貞ゾンビ*5さんが「アイドルは距離感のゲーム」と発言されてるんですけど、それは本当にそうだなと思っていて。女性アイドルの現場では、接触がどうしても多いし、コンサートの規模もジャニーズに比べれば小さくて。必然的に距離が凄く近いんです。でも私にとってアイドルとの距離感は、近過ぎても遠過ぎても駄目で。握手をすると、やっぱり人対人のコミュニケーションになってしまうと思うんです。そして相手はアイドルなんだけど、一人の人間でもある。人対アイドルとして上手い距離感を保ちながら、人対人として信頼関係は縮めていきたい、っていう。そういう部分がすごく楽しいなって思うところもあるんです。

 でもジャニーズは、女性アイドルとは少し気持ちが違って。手の届かないところにいてほしいんです。遠くに置くことで、大事なものにしておきたくて。だからこそ、ジャニーズをヲタ活のメインにするのは、少し違うかなって思うのかもしれません。これは兼ヲタならではの考え方なのかもしれないです。

――女性アイドルとジャニーズをそれぞれ追いかける上で、それぞれ気を付けている事はありますか?

 女性対女性アイドルだと、結構不躾な質問をする人もいるんですよ。同性だからいいでしょって感じで。でも、同性だからって何を言っても良いって訳じゃないと思うんです。女の子たちはそれこそ何百人、何千人って人と、握手して話してっていうことをしている訳だから、どういう意図でそういう質問をしているか、絶対分かっているから。だからこそ気をつけなくちゃいけないなと思います。

 対異性のアイドル、ジャニーズだと、アイドルへの欲望が剥き出しになってしまいがちだと思います。現場に行っても、とにかくファンサが欲しい!っていう人は、もの凄く演者への矢印が強いというか。まさに剥き出しになってるんです。それが見ていてわかるから、対異性のアイドルでは、ある程度ブレーキをかけるように気をつけなくてはと思っています。ファン各々色んな考えがあると思うんですが、私はそう考えています。

――最後に、「一番好きなジャニーズ楽曲」を教えてください。

 V6の「Air」です。大切な人のことを「空気のような存在」だと例えている曲なんですけど、「ここに君がいなくなれば僕は生きられないから」という歌詞があるんです。重たい愛の言葉じゃなくて「あって当たり前のものだからこそ、なかったら生きられない」というイメージで語っていて。好きな人に対しても「居て当たり前」みたいに、自然な存在でありたいと思いますし、私も好きな人に対してはそんな風に思い続けていたい。アイドルに対してもそうですが、自分の旦那さんに対しても、そんな風に思って、思われていたいです。今でも記念日には必ず聞くほど、大事な一曲ですね。

READY?【ジャケットC】

READY?【ジャケットC】


――はるひさん、今回はインタビューに答えて頂きありがとうございました!

*1:フジテレビ系列で放送中の、Kis-My-Ft2の冠番組。Kis-My-Ft2のメンバーが、お題に沿って「自分がかっこいいと思う振る舞い」を演じ、それをランク付けするバラエティ番組。

*2:ハロー!プロジェクトに所属していた7人組女性アイドルグループ。2015年3月3日をもって、活動を無期限で休止した。

*3:ハロー!プロジェクト所属グループが合同で行うコンサート。

*4:大人のアイドルファンに、その名の通り"アイドルのいる暮らし"についてインタビューするコラム。http://tower.jp/article/series/series_category/IdleLife

*5:"アイドルのいる暮らし"第一回記事にて、インタビューを受けたアイドルファン。引用発言該当ページは、こちらの記事の2ページ目。http://tower.jp/article/series/2012/05/28/idlelife_01